株式投資の重要な点が多く、とても勉強になる書籍【ミネルヴィ二の成長株投資法】

投資書籍

今回は株式投資をしている方(初心者~中級者)にオススメしたい本【ミネルヴィ二の成長株投資法】について紹介していきます!

この本を読み、これまでやっていた投資方法の考え方が変りましたので、投資方法で困った方や他にどんな方法があるのか気になる方は、この記事を読んでいって下さい!そして、この本に興味が出た方は、一度読んで下さいね。


 

・タイトル:【ミネルヴィ二の成長株投資法

・著者:マーク・ミネルヴィ二 (世界でも指折の株式トレーダであり、国際的なパフォーマンスコーチでもある。USインベスティング・チャンピオンシップで優勝。)

・訳:山口 雅裕

 

はじめに

私がこの本を読み、勉強になった事は・・・

・リスク管理
・投資哲学
・投資方法

の3つになります。

それでは、その3つを抜粋して紹介していきます!

 

リスク管理

 

まずはじめに、著者がリスク管理こそが成功に至るカギだと謳うぐらい、株式投資の中で重要度が高いリスク管理から紹介していきます!

 

・損失が10%を超えない事を絶対に譲れない一線にすべき!(平均損失は、6%、7%くらいに抑えるべき)

いきなりですが、投資の目的は資産を増やす事ですよね。

利益が少なく損失が大きいと資産が増えるどころか減ってしまい投資をする意味がありません。資産を増やすためには平均的な利益よりも、平均的な損失を小さくしなければなりません。

損失が大きくなっていくに連れて、取り返すために必要な利益も大きくなってしまいます

例えば                                        株価が1,000円から500円まで50%下落した場合、取り返すには2倍の上昇が必要になってしまいます。                                           しかし、損失を小さく抑えておくと、10%の損失を取り返すのには11%の利益が必要。5%の損失ならば5.26%の利益と、取り返すための利益も小さくて済みます。                    なので、できる限り損失は小さくした方が良いです。

著者が損失を10%に制限し損失を抑えた場合には、利食いした数銘柄までも損切りさせられ利益が減るのかと思いきや、損切の効果の方が圧倒的に大きく利益が増えたという驚きの結果も出ています!!

 

・絶対に損を出さないと言えるほど、トレードがうまい人は誰もいない。

上記にて損切りの大事さを伝えましたが、損切りって自分が間違っていると認めることになるし、資金も減ってしまうのでなかなか出来ませんよね...。でも、誰だって間違えると思えば多少は損切り出来るんじゃないですか?

間違いは避けれられないですが、間違えた後の行動は選択出来るので、自分が間違えたと素直に受け入れ早い段階で損切りをすれば致命傷にならないし、精神的にも楽です。

それでもなお、損切りに抵抗がある人に伝えたい著者の言葉があります。それは…

自分が正しいかどうかよりも利益を出す方が重要。きっぱりと割り切らなければならない。エゴは捨てる必要がある。
なかなか良い言葉ですよね!!これから損切りで躊躇したらこの言葉を思い出すことにします。

 

投資哲学

 

私が良いなぁと思った部分を抜粋しての紹介になります。

 

・全てをやろうとすれば、平凡な何でも屋で終わる

本当に成功する機会を掴むためには目標の達成法を決めるべき!トレードには、バリュー株・成長株・デイトレードや長期投資と色んな手法があり、そのすべてにおいて1番になれるという人はいない。

何かに秀でるためには、1つの事に焦点を合わせて、専門化しなければならない

 

・規律が必要

自分のポートフォリオを規律もなく、感情に任せて管理すると不安定で疲れるトレードになり努力をしても悲惨な結果になってしまう。

良いトレードは退屈だが繰り返せば成功できる習慣を身につけれるが、悪いトレードはギャンブルの様に刺激的でゾクゾクする。どちらを選ぶかは、あなた次第!

 

・負けが続く時の対処法

損切りのストップに繰り返し引っかかるのなら考えられる間違いは2つ。

1.銘柄の選択基準に問題                                強気相場で自分のポートフォリオ内の損失を出した銘柄数がかなり多い場合は、ファンダメンタルズ分析が間違っているか、もしくはエントリーするタイミングが悪い。

 

2.市場の全般的な環境が厳しい                             相場の調整か弱気相場に入りつつあるのなら、選別の基準が良くても結果は悪い事もある。自分のポートフォリオを把握しておき、異常な動きが見られ始めたら、気を付けるべき。

 

異常なほど負けが続くなら、まずは、投資額を減らすこと!絶対に損失を素早く取り戻そうと考えてはいけない。

 

・気持ちを切り替える

・最高のトレーダーとは、間違いに気づくと、冷静に損切りをして、次の機会の為に資金を守る人。

・毎回のトレードを、これから行う100万回のトレードの単なる1回。小さな損失を引き受けて、次のトレードに移るべし!

・成功した投資家は気持ちを切り替えて、変化を受け入れる事ができる。彼らは特定の銘柄に惚れる事もなく、状況が悪化すれば損切りする。それは、彼らの目標が自分が正しくて株式市場がまちがっていると証明する事ではなく、利益を出す事だから!

 

投資方法

 

それでは、皆さんが1番気になる部分だと思う投資方法を簡略化して紹介していきます!より詳しく知りたい方はぜひ本を読んで下さい!(笑)。

 

・下降トレンドにある銘柄は買わない

200日移動平均線を下回っている銘柄は絶対に買わない。

関心を持たれている株、できるなら大手機関投資家の買いに支えられているのが望ましい。(自分が最初に買おうとする必要は無い。)

 

・新高値を付けている銘柄を買う

新高値を付けている銘柄には、乗り越えるべきオーバーヘッドサプライがいない。

オーバーヘッドサプライ:多くの売り手が現在の株価の上で待っている事。(現在の株価より高値で買った多くの人が、売りたくて待っているという状況)

 

・第2ステージの時期にある銘柄を買う

著者は、株価の動きの特徴を以下の4つに分類している。

第1ステージ底固め局面無関心
第2ステージ上昇局面機関投資家の買い集め
第3ステージ天井圏機関投資家の売り抜け
第4ステージ下落局面投げ売り

 

・損は膨らませない

投資資金をかなり失うと、買い余力が落ちてしまう。

損失を利益よりも小さくしておく、自分の平均利益の2分の1が理想。

10%以上、下げるトレードは何かがおかしい。絶対に損失が10%を超えない事。

 

・株を購入する前から手仕舞うポイントを決めておく

損切りラインに達した際、ためらわずに損切りできるように、購入後は逆指値を設定。

購入後に株価が上がったら利益を守る為に、トレールストップ注文を使用し手仕舞う価格水準を引き上げていく。

 

最後に

 

私は、この本に出会うまで株価が下がったら買うという逆張り方法をやっていましたが、下がったものを買ったらどんどんと下がり、含み損が10%を超える事もしばしば…。そのまま塩漬けにし、株価が戻ったらやれやれ売りを繰り返してきたため資産が増えず、❝どうやればいいのか?、どうしたら利益が伸びるのか❞と考えてました。

この本を読み、今までの私の投資方法は間違いだったのか!と気づき、(利益が全然伸びない時点でもっと早く気付くべきでした笑。)これからは、この本で紹介されている方法で試していきたいと思います。

今回は、私が特に勉強になった事をピックアップして紹介しましたので、紹介していない部分もありますので気になった方は是非読んでみてくださいね!

今回紹介した投資方法は、短期や中期でのトレードに対してのルールとなります。長期積立投資の場合は、毎月決まった金額をコツコツと積立を継続した方が良いと思います。


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